ベルリンオリンピアシュタディオンガイド
■ヘルタベルリンのホームスタジアムです。
1936年、ベルリンオリンピックのメインスタジアムとして開場し、現在は「ヘルタベルリン」のホームスタジアムとして使用されています。
2006年のワールドカップドイツ大会に使用するため、大幅な改修が行われ、決勝戦を含む6試合が行われました。
オリンピックシンボルで飾られた、エントランスはスタジアム歴史と伝統を感じます。
スタジアム内レポート
収容人数は76,243人、ワールドカップのために全周屋根が付き最新仕様になりましたが、重厚な石造りのスタジアムには歴史を感じます。
優美な外観を損ねないようにピッチの標高を下げ、座席を地下方向に設置することによって、他のスタジアムとは一線を画す作りになっています。
サッカースタジアムにいながらも、歴史的建造物の雰囲気も味わえ、少し得した気持ちにもなります。
オリンピックの聖火台があった部分はスタンドが切れており、その外側には2体の石像が設置されています。
陸上トラックがあるものの、ピッチは遠く感じなく見やすいスタジアムです。
おそらくスタンドの傾斜角の設計が適切なのでしょう。
コンコースはヨーロッパらしく石畳で、広さは十分。
ちょっとイタリアのコロッセオを思い出してしまうような雰囲気です。
売店は、コンコースではなくスタジアムを囲う、芝生広場に屋台が出ています。ドイツらしくソーセージがメインです。
大きな焼いたソーセージをパンに挟んでビールで流し込むのは、ほんとドイツらしくてとても美味です!
日本のスタジアムで絶対無いであろう、量り売りのスィーツ屋台もありました。
とても面白いです。とても甘そうなので遠慮しましたが、次回は試してみようかな?
ビールやソフトドリンクは、リユースカップが使われており、デポジットを2ユーロ上乗せしてカップ返却の時に2ユーロを受け取るシステムです。
ビールの本場ですから、いろいろな種類のビールが売られており大人気でした。
スタンドのシートは座席の部分が折り畳み式で、ドリンクホルダー等はありません。
前後のスペースは比較的広めで、観戦しやすいです。
ドイツの人は体の大きい人が多いので、座席もゆったり作られているのでしょうか?
日本のスタジアムでは、座席の間を通り抜けるのはとても苦労しますが、ここのスタジアムはゆったりし観戦できました。
大型ビジョンはホームゴール裏に、吊り下げ型が設置されています。
メインスタンド
スタンドは全面2層式で、ほぼ全周屋根で覆われています。
メイン・バック・ゴール裏とも同じ傾斜で、どこからでも見やすいスタンドです。
ゴール裏スタンド
チケットはエリアごとに販売されていますが、各エリアの仕切りなど特になく自由に行き来できます。
日本のスタジアムなどは、手摺やロープなどで仕切られているのが普通ですが、ドイツは非常にオープンで自由な印象を受けました。
【基本情報】
ホームチーム:ヘルタベルリン
現在地:Olympischer Platz 3, 14053 Berlin
収容人数:76,243人
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